Dynabook に Puppy Linux をインストール


oldsffanさんが起動しなくなったDynabookを捨てると云われ、「もったいない」からお預かりしたのがこちら。

Dynabook V1/465CRC
14.1インチ
Intel Celeronプロセッサ650MHz
64MB/最大 320MB(PC100対応、SDRAM)
HDD 20GB
Windows 2000
2001年3月発売当寺の価格は約20万円。
増設メモリ128MBを足して192MB、OSをWindows XP proにしてあります。
パームレストか黒光り(塗装擦れ)して、いかにも使い込んでいる様子が伺えます。
運良く起動しましたので、早速HDDの健康チェックを実行。

Hard driverの評価は、Excellent (異常はありません)

一方、Partitionでは 残り容量が22%で 赤信号が出ており、HDD容量のギリギリまで使うと、どうしても作動不良となってしまいます。

パイ計算を実行すると、104万桁で3分32秒、419万桁で16分22秒です。
最近のCPUであるCore 2 Duo搭載機では419万桁を1分程度で処理しますから、
これで作業するのは、今ではストレスが溜まってしまいますね。
DynabookのBIOS画面を表示させるには、
●Windows XPの場合
1. Windowsを起動します。
2. [スタート]ボタン→[コントロールパネル(C)]の順にクリックします。
3. 「コントロールパネル」画面が表示されましたら、”作業する分野を選びます”から[プリンタとその他のハードウェア]をクリックします。
4. 「プリンタとその他のハードウェア」画面が表示されましたら、”コントロールパネルを選んで実行します”から[東芝HWセットアップ]をクリックします。
5. 「東芝HWセットアップ」画面が表示されます。
「OSの起動」タブをクリックし、”OSの起動”項目の[▼]ボタンをクリックし、好みの優先順位のものを選択し、[適用(A)]→[OK]ボタンの順にクリックします。

ところが、東芝HWセットアップ画面がありません。
F1やF2を使おうが、BIOS画面が表示されず、HDD起動からCD起動に変更できないのです。
そこで、Windowsを起動させて、Windows内にUbuntuをインストールさせるため、
20GBのHDDをぎりぎりダイエットさせて空けた場所にインストールを試みました。

Ubuntuの推奨最小システム要件は500 MHz以上のCPUにHDDスペース3GBですから、10.9GBあれば余裕充分です。
ところが、Windows内にインストールする場合はメモリが足りないというのです。
そこで、少ないメモリでも動いてくれるPuppy Linuxをインストして見ました。



2.5インチのHDDを3.5インチに変換する変換アダプタが出てきたましたので、インターフェースがIDEの古い自作XP機を引っ張り出して、Dynabookから抜いたHDDをマスターHDDとしてマザーボードに接続し、CDに焼いたPuppy Linuxから起動させて、インストを実行しました。
CDの無いノートPCで昔よくやっていた作業です。

無事、インストが完了しました。


起動時にブート先を選択する画面が出るのが愛嬌です。
Puppy Linux

  • USB、ZIPまたはハードディスクに簡単にインストールできる事。
  • CD(あるいはDVD)から起動しても、CDドライブは他の目的のために使える事。
  • CD(あるいはDVD)から起動して、CDにすべて保存できる事。
  • USBフラッシュドライブから起動しても、最小の書込みで寿命を伸ばせる事。
  • リナックス初心者にも、とてもやさしい事。
  • 一旦起動すると、非常に早い事。
  • 日常必要なすべてのアプリケーションを持っている事。
  • 安定している事。簡単である事。
  • 古いパソコンに新しい命を吹き込む事。
  • ディスクレスの薄いステーション用に全てRAMへロードして実行できる事。
動作条件
CPU: Pentium 166MMX, RAM: 128MB, CDROM: 20倍速以上
メモリーは128MBでも動きますが、できれば256MB以上あれば快適に使えます。

コメント

  1. 明けましておめでとうございます。

    無事にインストールが出来て良かったですね。
    知恵と工夫と努力の勝利であるとお喜び申し上げます。

    大変参考になりました。

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