デジタル一眼で映画撮影‏

Googleは7月9日(米国時間)、動画配信サイトの「YouTube」において、4Kビデオファイルの再生に対応したと発表しました、
この4KとはフルHD(1,920×1,080ドット)の4倍、4,096×2,034ドットの画像のことで、ハリウッドの業界団体(Digital Cinema Initiative)の定める仕様。
つまり、映画館と同等の画質を再生ということですから、小さなパソコン画面ではなく、50インチの液晶テレビに接続しても充分鑑賞に堪えるということ
その為には回線は光通信にしないといけませんが。

6月16日の「笑ってコラえて3時間日本の未来は大丈夫だ見上げた心がけの若者だらけスペシャル!! 」( YTV)「金の卵の旅」で、堤幸彦監督が学生と一緒に映画撮影を行うというのがありました。
そこで、撮影の唐沢悟さんの前にあるのがCanon EOS 5D MarkIIというデジタル一眼レフカメラでした。
 
フォーカスリングが小さく、使いにくい点はそれを補う器具がありますし、ファインダーが精細ではないのでモニターを接続し、マイクがレンズの駆動音を拾う欠点も外部マイクで解決です。
  
『スター・ウォーズエピソード2』では冒頭のシーンがSONYの HDW-F900 というデジタルビデオカメラで撮影されていますが、
今回はデジタル一眼レフカメラのオマケ的な機能とされたフルハイビジョン動画で映画を撮っているのです。
唐沢監督はカメラから離れたところで、ノートパソコンの画面を見ながら指示を出しています。 

ちなみに、アカデミー賞で作品賞、監督賞などを総なめにした映画「スラムドッグ$ミリオネア」は、全編の10分の1をデジタル一眼で撮影したそうです。
デジタル一眼での映画撮影は、もはや特別のことではないのかもしれません。  
  
最近のムービー一眼レフカメラは、プロ用ビデオカメラよりも本体価格が安いにも関わらず、非常に美しい映像を撮影できるように進化しているといいます。 



機材もコンパクトで、レンズも豊富にあるのですから、ビデオカメラでは難しい映像も簡単に撮影できます。 
8ミリや16ミリの時代は、フイルム代が高くて、とてもハードルの高い趣味でした。
今やプロ用機材並みの画質が手軽に撮影でき、しかもパソコンで特殊加工や編集もできます。
しかも、発表の場としてYouTubeで代表される動画サイトが用意されているのですから、誰でも映像クリエーターになれる凄い時代になりましたね。 

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