Windows XPが招く「最悪のシナリオ」 2011年11月04日 17時00分
Windows XPをクライアントOSとして使い続けている企業は多い。
サポート終了まで残すところ2年半。
バージョンアップがこれ以上遅れればリスクは高まる一方だ。
閲覧していたWebページの中にマルウェアが仕込まれていたのだ。
すでにセキュリティ修正プログラムの配布も行われていないWindows XPを狙ったマルウェアだった。
アクセス権限を持つ社内の機密情報を漏れなく外部に流出させ始めたのだ。
顧客から情報漏えいを指摘されたA社は、守秘義務違反によって取引停止を通知される。
信用が大きく失墜したA社から顧客が次々と離れ、ビジネスは完全にストップしてしまった。
この物語は、当然のことながらフィクションである。
Windows XPは、10年以上も前に作られたOSで、現時点の技術に見合ったものではない。
Windows XPの延長サポートフェーズが完全に終了するのは、2014年4月。
すでにカウントダウンは始まっている。
そこまでに、Windows XPを使い続けるべきか否か、ユーザー自身が回答を出すしかないだろう。
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Windows XPを使い続けていると、マルウェア(悪意のある不正ソフト)に攻撃されるそうです。
ところが、おなじ ITmedia の記事によると、Windows7に乗り換えてもマルウェアに攻撃されるようです。
この記事を書いた敦賀松太郎氏は、以前にも同様のことを書いています。
OSは“10年前のお古”で良いのか? 2011年10月28日 08時00分
Windows XPからWindows Vistaへの移行は、はっきり言って大失敗だった。
多くの企業はWindows XPを導入することを選択した。
こうしたWindows Vistaへのアップグレードの反省を踏まえ、マイクロソフトが急いで取り組んだのが、Windows 7の開発だった。
この10年間にハードウェアは目覚しい進化を遂げ、それらの機器の機能・性能を十分に引き出すには、最新のソフトウェアが必要だ。
すでに開発が止まってしまっているWindows XPでは、ハードウェアを生かし切れないのだ。
Windows XPが対応できない最新のグラフィックス機能が使えないことが、Windows XPに対応しない理由だ。
実は、Windows XPを使い続けると、運用コストが余計にかかるというレポートが出されているのだ。
Windows 7デスクトップはWindows XP世代のデスクトップに比べ、消費電力量が約半分だという。
節電対策とコスト削減の一石二鳥を狙うためにも、Windows XPからWindows 7へのバージョンアップへの検討は、今こそ必要なのだ。
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要はWindows XP が10年も前の古いOSだから、Wimdows 7 に早く乗り換えろと言っています。
WordやExcelなどのofiiceソフトが使えれば充分という企業に、最新のグラフィックス機能が使えないことがどれほど問題となるでしょうか?
筆者自身が引用しているように、現在約半数がいまだにWindows XP を使っています。
求めるのは愚直なまでに安定しているOSです。
成程、1人1台PCを配置している企業の場合はその消費電力量が気になるところです。
しかし、筆者が記述しているように、Windows Vistaの失敗にマイクロソフトが慌てて作ったのが、Windows 7でした。そのバージョン番号は 6.1であり、5年の歳月と 6億ドルを費やした Vista が6.0ですから、その訂正版でしかありません。
ようやくSP1の配布で使えるシロモノにはなりましたが、世はタブレットで見られるように軽いOSを求めており、毎年のようにWindowsを早くする方法が雑誌に特集されているような重いOSは求められていません。
2014年4月にWindows XPのサポートが終了して、後は大変な事態になるようなら、この際、Microsoftとオサラバするのも手です。
すでに、箕面市ではUbuntuを500台導入して、基本ソフトのライセンス費と、事務ソフトのライセンス費の削減に成功している自治体があります。
Google Chrome OSで、わずか月額$20でサポートしてもらうというのも良いかもしれません。
実際にはMicrosoftもこうした状況に対応すべく、今度のWindows 8 ではiPadやChromeの起動の速さに追いつくべく、ハイブリッドブートで起動を早くし、Windows7マシンよりスペックの劣るATOMプロセッサに1GBメモリでも動くように軽量化した対策を講じているようです。
但し、Windows 8 もバージョンは6.2でしかありませんが・・・。
新しいWindows 8 が発売を間近に控えている今、賞味期限のきれかかったWindows7を売らんかなといった提灯記事を書くとは、呆れるばかりです。
記者の良心と引き換えにMicrosoftからいくら貰ったのか?と邪推したくもなります。
Windows 8 の発売と同時にWindows XP のサポートを打ち切っても尚、XPから8に移行してくれない企業が大多数であたなら、Microsoftはどうするでしょうか?
みすみすユーザーを他のOSに奪われないよう、XPのサポートをさらに延長するように思うのですが。
逸早く、Windows 8 を試したい方はBeta版が公開されていますので、自己責任でお試しのほど。
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