Kodakのデジタルカメラ


Kodak Digital Camera System
世界で初めてデジタルカメラを開発したのがコダック社でした。


1986年に世界で初めて140万画素のセンサーを開発し、1990年8月の湾岸戦争で活躍した一眼デジカメ「DCS100」は、カメラ本体にNikonF3を使い、裏蓋に16×21ミリ・130万画素CCDを組み込み、HDDの入ったBOXに接続して保存するもの。
戦況の画像をただちに電話回線で送信して作戦に利用するという兵器としてのデジカメでした。
翌年には一般にも販売され、日本には1992年に400万円ほどで販売され、1992年2月のアルベールヴィル冬季オリンピックで新聞社が使用しました。
軍による莫大な開発費を投入して開発されたデジカメを、その後、Kodakは民生用としてうまく活用できなかったようで、2004年には日本のチノンに製造を移管し、2006年にはシンガポールのEMS大手のフレクストロニクス社に丸ごと売却して、完全にデジカメから撤退してしまいました。
そして、今や株価は$0.44と、いつ倒産してもおかしくない状態で、「驕れる者久しからず ただ春の夜の夢のごとし」といったとでしょうか。

2001年にSiliconFilmTechnologies社が EFS-1という130万画素のおそらくKodakの画像素子を使ったフィルム形画像素子パックをネットで$699で販売していました。
これであれば、フイルム・カメラがデジカメに変身します。
どこか1000万画素のものを安価で販売してくれませんかね、

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