リニアPCM対応ICレコーダー


使っていたICレコーダー OLIMPUS Trek V-22 を失くしてしまい、ケータイのボイスレコーダー機能で凌いでいましたが、フォーマットの3GPP(拡張子が.3gp)がそのままでは音声書き起こしクラウドエディタToScribeでは使えず、何より長時間の録音でバッテリーを消耗して、肝心の電話が使えなくなる不安があり、ICレコーダーを物色。
「リニアPCM対応ICレコーダー」というのに目が止まりました。
Linear(直線の)Linear Pulse Code Modulation(パルス符号変調)ということで、歪みのないデジタル録音機といった感じでしょうか?
SONYとPhilipsの開発した音楽CDの規格ですから、音楽録音に最適と、良い子は真似をしてはいけないライブ録音を誘っているようなコピーが目につきます。
電車の車内放送や走行音を録音して楽しむ「音鉄」と呼ばれる鉄道ファンには必需品のようです。
2本のマイクをコンパクトな躯体に納めるのに苦慮して、スタンガンのように尖ったゴツい機種もありますが、当方の用途は講演の録音ということでチョイスしたのがこれ。

SONY ステレオICレコーダー UX523 4GB  ICD-UX523
メモリは内蔵4GBにmicroSDカードを追加できます。
パソコンに取り込んでの書き起こしなので、PCにダイレクトに接続できるスライド式USB端子は重宝し、付属の単4形充電式ニッケル水素電池もこれで充電できます。
講演にリニアPCMは大袈裟なのでMP3で使ってみると、音質はマイクの差が出たようでTrek V-22より良い感じです。
2時間の録音でファイルが大きくなりずぎて、20GBの制約のあるToScribeは使えず、付属のSound Organizerで書き起こしをしました。

「ツール」から「書き起こす」でテキストエディターを起動して、キーボードに充てがわれた操作キーで一時停止・再生を繰り返し、そこそこ使えます。
リニアPCM録音をすることは滅多に無いとしても、このソフトが付いていることで満足していますが、
2時間の全文書き起こしは辛いものがあります。
となると音声認識ソフト「AmiVoice SP USBマイク付」が欲しいところですが、本体価格を上回るプライスに思わずムム!

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