モノクローム




LeicaのライカMモノクロームが出ました。
2006年にライカMシリーズ初のデジタルカメラとして発売されたM8、2009年に世界最小の35mmフルサイズ・デジタルカメラとして登場したM9に次ぐもので、名前の通りモノクロ専用のレンジファインダー式デジタルカメラです。
このクラスはその価格からして、端から当方の手の届くシロモノではなく、当サイトで取り上げる気もなかったのですが、FUJIFILMが黒白製品の一部製品の販売を終了との報を受けて、そういうことかと納得した次第です。
ドイツのAgfa、イギリスの ILFORD、アメリカの Kodakとフイルムメーカーの撤退が続き、最後の砦であったFUJIFILMが今度の発表です。
モノクロ印画紙では2006年に三菱製紙の「GEKKO」が製造中止し、今度はFUJIFILMの「レンブラント」が終了。

モノクロフイルムの「ネオパンSS」も終了です。
もうモノクロ写真をフイルムカメラで撮りたくてもフイルムもプリントも無いという状況が見えてきたので、Leicaがモノクロ写真愛好家に向けてライカMモノクロームを出したという訳ですね。
もっとも、すでに愛好家はデジタルカメラで撮影して画像ソフトでモノクロ変換してプリンターで印刷していることでしょうが。

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