キヤノン自社製CMOSセンサーがようやく進化?


2007年がニコン D3を発売、その当時のセンサー性能は互角でしたが、2012年にはキヤノンに大差をつけています。

順位 製品名 総合点 用途
ポートレイト
(色深度・再現性)
風景
(ダイナミックレンジ)
スポーツ
(許容ISO感度)
1 ニコン D800E 96 25.6 14.3 2979
2 ニコン D800 95 25.3 14.4 2853
3 ニコン D600 94 25.1 14.2 2980
4 ソニー Cyber-shot DSC-RX1 93 25.1 14.3 2534
5 ニコン D4 89 24.7 13.1 2965
ソニー α99 89 25.0 14.0 1555
7 ニコン D3X 88 24.7 13.7 1992
参考 ニコン D5200 84 24.2 13.9 1284
8 ライカ M Typ 240 84 24.0 13.3 1860
9 ニコン D3S 82 23.5 12.0 3253
キヤノン EOS 6D 82 23.8 12.1 2340
キヤノン EOS-1D X 82 23.8 11.8 2786
12 ニコン D3 81 23.5 12.2 2290
キヤノン EOS 5D Mark Ⅲ 81 24.0 11.7 2293
14 ニコン D700 80 23.5 12.2 2303
キヤノン EOS 1Ds Mark III 80 24 12 1663
16 キヤノン EOS 5D Mark II 79 23.7 11.9 1815
17 キヤノン EOS-1Ds Mark II 74 23.3 11.3 1480
参考 オリンパス PEN Lite E-PL5 72 22.8 12.3 889
18 キヤノン EOS 5D 71 22.9 11.1 1368
19 ライカ M9 69 22.5 11.7 884
20 ライカ M9 P 68 22.5 11.6 854
21 キヤノン EOS-1Ds 63 21.8 11.0 954
参考としてAPS-Cフォーマット1位のニコン D5200(国内メーカー唯一の銅配線センサーで東芝製)とAPS-Cフォーマット未満1位のオリンパス PEN Lite E-PL5を追記しました。

ニコン vs. キヤノン 35mmフルサイズ イメージセンサー 評価 より

この圧倒的な差に吉村 永カメラマンもこう嘆いています。
数年前まで、キヤノンの大きな強みは自社製のCMOSセンサーにあったのだが、最近では製造数量的な問題なのか、大きなアドバンテージを感じさせなくなっていた。APS-C型のCMOSセンサーは、スペック上はどれも変わらぬ1800万画素にとどまる。他社のセンサーもグッと性能が向上してきたおかげで、圧倒的な低ノイズ性能を誇っていた数年前の存在感は薄らいでいる。自社製CMOSセンサーの存在が、EOSシリーズの進化の足を引っぱっているのではないか?とさえ感じていたほどだ。
ヤノン自社製CMOSセンサーの進化を評価したい(2013年07月08日) より
キャノンの新しいAPS-C一眼EOS 70Dで、ようやく進化するという予感をもたらしてくれたようです。

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